昨日のお話の続きになります。
決して、美的ではない ドラム缶のリメイク椅子。
見た目は、固くゴツゴツとした座り心地を連想させるんだけど、
ところがそうではないんですよ。
お尻の当たる木質のスベスベの滑らかさと、
背中を包み込む大きな背もたれが、安心と安定を感じさせてくれて
一度座ったら、立ち上がる気になれないくらい心地の良い感触で、
作家さんが、時間を費やしたであろう作品への拘りが感じられます。定価は30000円ちょい。
イベント展示品だったため、値下げされて現在は19800円。
二脚で約40000円ということだ。
これが、二脚で30000円ならば、即決で購入できる。
もっと高ければ、かえって諦めもつくが、この19800円という価格は
なんとも悩ましい 決断しにくい価格のような気がする。
くそ~!客泣かせだ。
高くするか、安くしてくれ~!つまりは、価格設定者の価値観と、私の価値観がドンピシャ!ということなんだろうね。
さて、どっちが勝つか...
「これが無くては生きてはいけない。」というものではない贅沢品を買う場合、
あとで、自己嫌悪とプレッシャーが押し寄せて来ることがわかっているからこそ、
そうならないように先に悩んで、決着をつけておくんだよね。この悩み時間も、価値観の価格に含まれ、
結局買うことにした場合「あんなに欲しかったんだから...良かったじゃん!」と
買った喜びにプラスαされるシステムになっていることも、分かっているんだけどね~
全ては、自分の心の中のことで、他人には何てことの無い...ただのドラム缶の椅子。
http://www.youtube.com/watch?v=L_QVB4Qdh6o (You Tube) 宇多田ヒカル 「Automatic」