甘井りんごの5行日記

富士柿
味覚の秋。

さてさて、今年の我が家の「富士柿」(渋柿)はと言いますと、現在この4個のみ。
毎年惜しいところで収穫には至らず落下してしまいますが、今のところ踏ん張ってくれています。

長さ8cm、周22cmと、立派なサイズ。

昨年は、この段階で網を被せ落下防止に努めましたが、結局のところ網内に落下。
今年は害虫除けスプレーだけして、そのまま様子を見たいと思います。

また、収穫できたとしましても、この数ですから干し柿ではなく、焼酎を使った脱渋という処理をしてタンニンを可溶性から不溶性に変化させたいと思っています。

ちなみに、昨年鈴生りだった「さえふじ」(受粉用の甘柿)は、今年1つも生りませんでした。

柿は手を入れないと、実が生る年、生らない年を繰り返す「隔年結果」という現象が起きるようです。
来年の柿の結果に成長する花芽は、今年の7~8月に形成されるため、この時期に実の数が多すぎると、葉で作られた養分が実に優先的に分配され、来年の花芽にいきわたらなくなるとか。
つまり、実が生り収穫してから剪定したのでは遅いということですね。

隔年結果を防止する(毎年、同じ量の実を収穫する)には、成り年の摘蕾・摘花・摘果が効果的なようです。